白い蝶の姿をとる、戦国時代の姫の霊。意外にも餅つきが得意で、倶楽部の宴会では全員に餅をふるまってくれる。また成仏できずに苦しむ幽霊に、餅を与えて供養したりもする。趣味は狂言などの観劇。
「ここにも霊がさまよっていますね・・・私がお餅をお供えしてあげますの。どうか、やすらかに・・・」
「私の塚の近くには舞台があって、観客に塚が荒らされることもありました。でもそこで見る狂言は、私にとっても慰めになったんですの」
「倶楽部の宴では劇やミケさんの踊りも披露されるので、いつも楽しみなんですの!」
>静岡レン
「あ、あなたはまさかクモの妖怪ですの!?た、食べないでくださ~い!!」
>山梨ナギサ
「わあ~~っ!ナギサさん、みんなの分まで食べちゃダメですの!!」
本名「やすら姫」
美しい娘が毎晩農家を訪れ、杵を借りていった。ある男が娘の後をつけていくと、塚のあたりで消えた。そこを掘ると赤い瓶が出てきて、中には骨が詰まっていたが、空気に触れると白い蝶となって飛び去った。これは長篠の合戦で亡くなった姫の霊で、村人に自分達の供養を頼んだという。
◆参考資料
「日本の伝説7 愛知の伝説」角川書店
「あいちのむかしばなし5 やすらひめ」愛知県教育振興会