妖女倶楽部

妖怪創作「妖女倶楽部」のキャラ設定置場。暫定版につき後に変更・削除する場合があります

熊本ヒヨリ

機織りが得意な蛇女。人間に化け侍に嫁いだが、正体を見破られ斬り殺された。埋葬はしてくれたので彼のことを恨んではいないが、二度と人間には関わりたくないと思っている。火の玉になって飛んでいるところを倶楽部の者に発見され、今は山形チヅルの手伝いをしている。

「私には人間という生き物がわかりません・・・あの人は自分で斬ったのに、なんで泣いていたのか・・・ひとつだけ言えることは・・・人間と妖怪は相容れない、ということだけです・・・」
「私の住む滝は霊力に満ちているので、感の良い人間がたまに訪れます。私の姿を見るとすぐ逃げ出すけど・・・でもそれでいいんですよ。お互い関わらない方が・・・」
「倶楽部・・・?いいですよ。人間がいないのなら・・・私も話し相手くらいは欲しいので・・・」

 

>山形チヅル
「人間ではなく妖怪が着る服を・・・?それなら私も手伝います・・・そういえばあなたも人間に嫁いだことがあったとか・・・?」

 

本名「寄姫」
西原村の「白糸の滝」は「寄姫の滝」とも呼ばれる。滝の上の洞穴に住んでいた寄姫は、兵部という侍と出会いその妻になる。しかし兵部の友人が火の玉に入って飛行する寄姫を目撃し、それを聞いた兵部は家に帰ると寄姫を斬った。だが彼女の亡骸を見て後悔し、滝の上に葬ったという。

◆参考資料
「日本の伝説26 熊本の伝説」角川書店

 

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