800匹の眷属を率いる大妖怪で、自分が一番偉いと思っている。妖怪全体の危機を訴えるクレハに感じ入り、手を貸すことに。戦火を免れた美しい城に住み、敷地内ではよく倶楽部の集会が行われる。福島ヒメカの姉らしいが、同じ種族かは不明。
「妾(わらわ)が天守にいる限り、この城が落ちることはありえんのじゃ。ほほほ」
「ほう、お主独りでここまで辿り着いたのか。面白い奴じゃ、褒美を取らせよう」
「城内で宴を開きたい?ほほほ、好きに使うが良い。ん?人間がおるな・・・少し脅かしてやるとするかの」
>福島ヒメカ
「そう嘆くでない、ここで姉妹仲良く暮らそうぞ。まあ、それでは城主として立つ瀬がないのもわかるがの」
本名「長壁姫(おさかべひめ)」
姫路城の天守に住む妖怪。その正体は諸説あるが、一般的には老狐とされている。人と会うことを好まないが、肝試しに来た者に褒美を与えることもある。大天守最上階には長壁神社があり、神を名乗る姫が宮本武蔵に宝剣を授けたという。