妖女倶楽部

妖怪創作「妖女倶楽部」のキャラ設定置場。暫定版につき後に変更・削除する場合があります

秋田タツコ

湖の主である龍。人間の娘だったが、老いて美しさを失いたくないと仏に願った結果、龍となってしまった。その後自分と同じく龍となった男と出会い、自分の境遇を受け入れた。彼とは冬の間しか一緒にいられないので、他の時期は倶楽部の会員を招いてクニマス料理でもてなす。

「ようこそ田沢湖へ。春になってから夫とも会えなくなり、一人さびしい思いをしていましたの。皆様が来てくださって嬉しいですわ」
「龍になってしまったときは嘆きましたけど、そのおかげで今の夫と会えたんですもの。今は観音様に感謝しておりますわ」
「まあ、こんな姿になったわたくしを、まだ美しいと言ってくださるのね。でも褒めてもクニマスしか出ませんわよ。おほほ♪」
「この湖のクニマスは、実は松明が変じたもの。ですからわたくしの力で燃やすこともたやすいのです。夫を追って来たあのしつこい坊主にも、散々投げつけてやりましたわ。おほほ!」

 

>山梨ナギサ
「村人もわたくしもそこまで捕りませんわ。湖に毒でも流されない限り大丈夫でしょう」

 

>京都サユリ
「あらら、ごめんなさいね、わたくしったらつい・・・あ、あなたもいつかきっと良い人と逢えますわよ、おほほ・・・」

 

本名「辰子姫
秋田に伝わる「三湖伝説」のヒロイン。永遠の美しさを観音に願った辰子は、龍に変じて田沢湖の主となったという。八郎潟の主である八郎太郎と夫婦になり、彼を追って来た南祖坊を協力して撃退した。田沢湖の湖畔には辰子のブロンズ像が立っている。

◆参考資料
「日本怪異妖怪事典 東北」笠間書院