人と蛇との間に生まれた娘。13歳まで人間として育ったが、慕っていた若者に裏切られたとき覚醒して大蛇となり、火を吹いて彼を焼き殺した。その力と性格は妖怪からも恐れられているため、誰も彼女には近寄らない。倶楽部に参加したのは友達が欲しいという純粋な願いから。
「みんな酷いわ、たかが一回火を吹いたくらいで、誰もあたしと遊んでくれないんだもの。で、でもいいわ!あたしはもう立派なレディーなのよ。一人でも全然平気なんだから!」
「男の人はもうこりごりだわ。あたしは自立した新時代の女なの。結婚なんてしなくても生きていけるんだから!」
「知ってるわよ、倶楽部ってお洒落なお屋敷で舞踏会をするんでしょ?誰があたしと踊ってくれるのかしら!?」
>岩手チヨコ
「はあ?あんたみたいなお子様に、このあたしの相手が務まるわけないじゃない!・・・ま、まあ、あなたがどうしてもって言うんなら、少しくらいはつきあってあげてもいいけど?」
本名「清姫」
熊野を舞台とした「安珍・清姫伝説」のヒロイン。僧の安珍に裏切られた清姫は怒りから蛇と化し、道成寺の鐘の中に逃げ込んだ彼を鐘ごと焼き殺したという。道成寺には安珍塚がある他、田辺市には伝説に関連する史跡が多く残っている。