妖女倶楽部

妖怪創作「妖女倶楽部」のキャラ設定置場。暫定版につき後に変更・削除する場合があります

大分ショウコ

黒ずくめの女がいると聞いて東京アカリが会ってみたところ、彼女は防腐処理された死体(いわゆるゾンビ)らしい。人間でも幽霊でもない中途半端な存在となり、当てもなくさまよっていた。人に害を与えてはいないが、彼女を不憫に思ったアカリは連れ帰って保護することにした。

「アア・・・ワタシハ生キテイルノ・・・?ソレトモ・・・死ンデイルノ・・・?」
「アノ人モ・・・アノ女モ・・・約束ヲ守ラナカッタ・・・ダカラ・・・殺シタノ・・・
 アナタハ・・・約束ヲ守ッテクレルカシラ・・・?」
「ワタシハモウ・・・誰トモ関ワリタクナイ・・・コレ以上・・・殺シタクナイ・・・」

 

>東京アカリ
「アア・・・アナタハモウ・・・死ンデイルノネ・・・?
 ジャア・・・ワタシトイテモ・・・死ナナイノネ・・・?」

 

「諸国百物語」内の「豊後国何がしの女房死骸を漆にて塗りたる事」より。ある男の女房は17歳で病死するが、死ぬ前に自分の遺体を漆で塗り、持仏堂へ納めるように頼む。男は再婚しないと女房に誓っていたが、やがて約束を破り後妻を迎えると、女房はよみがえって後妻の首をねじ切り、男も殺した。

◆参考資料
「日本怪異妖怪事典 九州」笠間書院
幻想文学、近代の魔界へ」青弓社

 

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