滝に住むクモの妖怪。積極的に人間を襲うことはないが、自分のテリトリーを侵す者には容赦しない。一人で静かに暮らしたいので他の妖怪ともほとんど関わらない。倶楽部に誘われたときも断ったが、酒や本を届けてくれるというので入会だけはした。
「別に人間を嫌ってるわけじゃないけど、あたしの邪魔をする奴、約束を守らない奴は、それなりの報いを受けてもらう」
「あたしは今のまま、ここでひとり静かに暮らしたいだけ。他の妖怪のことなんて興味ないし、話したいとも思わないわ。宴会なんて冗談じゃない」
「この『新聞』ってのは面白いね。巣から一歩も外に出なくても、世界中のことがわかる。ますます外に出る必要がなくなったわ・・・」
>長野クレハ
「まあ、あんたには色々もらってるし。晩酌くらいならつきあってもいいけど」
>愛知シノ
「蝶なんて食べないよ。いいから早く帰りな。あたしの気が変わらないうちにね・・・」
種族「女郎蜘蛛(じょろうぐも)」
「絡新婦」とも表記。伊豆市の「浄蓮の滝」には女郎蜘蛛の伝説がある。樵が滝壺に鉈を落としたとき美女が現れ、誰にも言わないことを条件に鉈を返してくれた。しかし後日彼はこのことを仲間に話してしまったため、その場で眠るように死んでしまったという。